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インタビュー インタビュー
松山ロープウェー商店街振興組合副理事長 株式会社 小野商会

中村 元彦さん

松山市出身。松山の中心「ロープウェー商店街」で育つ。大学卒業後、東京のメーカーに就職後、実家の小野商会に転職。内装仕上工事基幹技能者の資格などをもち、内装関係の仕事に従事しつつ、ロープウェー街振興組合の副理事長としてロープウェー街に賑わいを作り出すため日々、奔走している。

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    ロープウェー街がいつ誕生したのか教えてください。

  • ロープウェイ自体は1955年8月7日にできました。その時からお土産屋さんなどがあり、それを含めてロープウェー街と呼ぶようになったようです。 ちなみに、松山城へ登るのは「ロープウェイ」、でも商店街の名前は「ロープウェー街」。ちょっと、名前が紛らわしくて・・・(笑)。なぜそうなったのかは、今となっては分からないのですが、ちょっとした豆知識として覚えておいてもらえると面白いと思います。

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    振興組合の主な仕事内容を教えてください。

  • おもに会費回収や町内の問題解決です。電灯が切れたから「変えてほしい!」とボランティア活動みたいなことも頼まれます(笑)。また、イベントをする際は、そのイベントの企画から運営まで振興組合で行っています。この1〜2年は新型コロナウイルスの関係で、イベントが中止になることが多々あり、残念な思いをしました。

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    振興組合が大切にしている想いを教えてください。

  • やはり、商店街なので「賑わいを作り出そう」という想いがベースにあります。ロープウェー街を歩いている人たちが楽しげな気分になれるといいなと思い日々、活動をしています。商店街である以上、そこに活気があることが大切ですね。

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    ロープウェー街の特徴を教えてください。

  • まずは、地元のお客さんが利用してくれつつも観光地であることでしょうか。やはり、松山の観光スポットである松山城の麓にあるので、観光客も多いです。なので、「鯛めし」など愛媛の食材を使ったグルメ店が多いのですが、うちのような内装関係の店など、観光とは全く関係のない店舗もあるのが特徴だと思います。

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    組合として動く中で大変なことは何ですか?

  • 大変なことは、普通の振興組合は単独ですが、私たちロープウェー街振興組合は、実は町内会も兼ねているんです。町内会となると毎日のゴミが問題になります。ロープウェー街は裏に山があるので野生動物やカラスにゴミを荒らされやすいです。地元の方の生活圏でもあり、観光地でもあるのできれいな状態を保つ必要があります。日常のゴミと観光地として出るゴミ、どちらもきちんと分別し回収してもらえるように協力してもらっています。あとは、地元の人には回収するタイミングのギリギリにゴミを出してもらうなど、商店街内にゴミが置かれている時間をできるだけ短くしているような工夫もしています。

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取材を終えて

お城下で愛されるロープウェー街の貴重なお話を聞くことができました。ロープウェー街では、話題のお店がどんどんオープンしているのに、お店は誘致していないこと、町内会と振興組合が合体していることに驚きました。誘致していなくても人気のお店が並ぶのは、ロープウェー街が魅力的であり、その魅力を地元の方々が、日々努力して作り出しているようにインタビューを通して感じました。 商店街は賑わいがあってこそ成り立ちます。アースカラーを意識した景観、居心地の良い雰囲気、松山の新しい魅力の一つとしてロープウェー街が以前より賑わうよう、たくさんの人に歩いて欲しいです。

サマリー画像 サンキュー