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水口酒造株式会社さん

日本書紀にも登場する日本最古の名湯の1つ”道後温泉”から、商店街をぬけ熱田津の道を西に歩くと、道後の造り酒屋 水口酒造さんがあります。水口酒造さんは創業以来120年の年月を超えて、丁寧にお酒を造り続けていて、これまでに銘酒「仁喜多津」をはじめとする清酒や、道後温泉の湯あがり地ビール「道後ビール」、地元産品を使用した「道後エール」「道後焼酎」「道後ジン」などの様々なお酒を造っています。そして観光客の皆さまが「道後の素敵な思い出」を沢山持って帰っていただけるように、これらのお酒や直営の飲食店を通して“道後物語”を演出されています。

PROBLEM

企業の課題

【コンサルした経緯】道後温泉本館の全館営業再開を記念したプレミアムな日本酒を作りたい!

  • 課題

    水口酒造さんは、2024年7月11日の“道後温泉本館の全館営業再開”を記念してプレミアムな『日本酒とサイダー』を製造・発売します。この『日本酒とサイダー』が、さまざまな人達に松山をより知ってさらに好きになってもらうきっかけとなるように、私たちマツワカも精一杯お手伝いさせていただきました!!

TEAM IDEA

各チームのアイデア
  • チームA

    A班

    販売場所に合わせたラベル

    球場や販売場所ごとに異なるラベルを用意することで、地元松山の名所や特色を前面に打ち出し、松山が野球発祥の地であることを活かした野球の歴史や文化をデザインに取り入れます。 例えば、「坊ちゃんスタジアム」や「道後温泉」などの地元の名所をモチーフにしたラベルを作成し、それぞれの場所で販売することにより、購入者にとっての記念品としての価値を高めます。 また、日本酒を飲み進めることで瓶の後ろに花火が昇るようなデザインを施すことで、視覚的な楽しみも提供します。これは、日本酒を飲み終わった後も楽しい思い出として残るユニークな特徴です。

  • チームA

    B班

    世代を超える日本酒 〜親子で飲もう〜

    日本酒を家族との絆を深めるコミュニケーションツールとして位置づけ、楽しい時間を共有するためのコンセプトに基づいています。日本酒のセットには特別な付加価値があり、それは2つの升(ます)が付属していることです。これらの升を合わせることで、一つの絵柄が完成するというユニークなアイデアです。 さらに、このセットの蓋部分にはARマーカーが施されており、スマートフォンなどのデバイスを使ってスキャンすることで、日本酒の正しい飲み方や道後温泉に関する情報など、付加的な内容を楽しむことができます。 このようにして、日本酒という伝統的な飲み物を通じて、家族間のコミュニケーションを促進し、共に過ごす時間を特別なものにすることを目指しています。

  • チームA

    C班

    ゆかた DE ほろよい散歩

    若い世代の間で進む日本酒離れを食い止めるため、飲み切りサイズでの販売、体験要素の付加、SNS映えするパッケージ、そしてリニューアルに伴う限定感を前面に押し出した特別な日本酒を提供します。若者が手に取りやすく、SNSで共有したくなるような特別感を演出し、日本酒との新たな出会い、そして体験を提供します。伝統的な魅力を守りつつも、新しい世代に受け入れられる革新的なアプローチを取り入れることで、日本酒の新たな魅力を発信します。

  • チームA

    D班

    温泉むすめでPR!

    日本が誇る歴史ある温泉地、道後温泉の文化や物語を、日本酒とご当地キャラクター「道後温泉むすめ」を商品デザインに融合させることで、消費者に新しい体験を提供します。この取り組みにより、日本酒の持つ高級感はそのままに、より幅広い層に訴えかけるストーリー性と親しみやすさを加えることができます。道後温泉むすめをモチーフにしたラベルデザインや限定品の発売など、視覚的にも楽しめる要素を取り入れることで、日本酒の新たな魅力を伝え、多くの人々に愛される商品を目指します。

  • チームA

    E班

    ~魚料理に合う~今日の日本酒

    この日本酒は、単にそのまま飲むだけでなく、さまざまなもので割って楽しむことができる柔軟性を持っています。そのため、「味わいマッピング」という独自のコンセプトを開発しました。これは、一つの日本酒が異なる食材や割り材と組み合わせた時にどのような味わいの変化を見せるのかを視覚化したものです。 日本酒の伝統的な飲み方に新しい風を吹き込み、愛媛の美味しい鯛料理とともに、より豊かな食文化体験を提供します。

  • チームA

    F班

    飲んでも良し、飾っても良し、『今』この瞬間を切り取った日本酒

    手作業でペイントしたりして、たとえ単価が高くても、その時にしか買えない特別な物に仕上げることで、道後での思い出を家に持って帰ってもらい、記憶に残ってもらえるようにします。 数量・期間限定で瓶に直接ペイントするなど、その時にしか手に入らない手作りアートで、ラベルだけの他の商品と差別化します。 ラベルを作る場合、瓶の見た目を活かすために、透明のプラスチックで、商品名の文字は地元の高校生(書道部)が書き、限定価値感をUPさせます。また、飲んだ後、ラベルを外して飾れるようにする。 さらに、トリッピングアートや、書道にすることで、筆での和のテイストを表現します。

水口酒造株式会社さんに採用されたアイデア

【F班】飲んでも良し、飾っても良し、『今』この瞬間を切り取った日本酒

  • No1
  • それぞれのチームが「道後温泉本館の全館営業再開」を祝うお酒のコンセプトを考えました。そして沢山出てきたコンセプトの中で『今、この瞬間を切り取った日本酒』というコンセプトを基に、ボトルのデザインや醸す日本酒について水口酒造さんと打ち合わせを重ねました。そしてまさに「道後温泉本館の新たな始まり」というこの瞬間を切り取り、それを表現する日本酒を考えました!

  • No1
  • F班の「瞬間を切り取る!」というコンセプトをもとに、地元のデザイナーさんが様々なボトル(瓶)のデザインを考えてくれました。そして「道後温泉本館全館営業再開」という、この記念すべき瞬間を、妖艶で壮大な道後の朝焼けで表現したこのデザインに決定しました。 そしてそこに絞るお酒は全国新酒鑑評会で通算7度最高位「金賞」を受賞された、水口酒造さんの銘酒「仁喜多津」です。 仕込み水に熟田津の量水を使い、粒より酒米を磨き上げた蔵人の技が生きる逸品です。 是非、道後温泉本館の全館営業再開を祝して、一緒に乾杯してください。