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インタビュー インタビュー
サイボウズ株式会社

伊藤 佑介さん

久万高原町出身。松山南高等学校、愛媛大学法文学部卒業後、2011年にサイボウズ株式会社へ入社。現在、あいテレビの情報番組「よるマチ」にてテレビリポーターとしても活躍中。二児の父親の顔を持つイクメンでもある。

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    複業制度について思うことは?

  •  松山で複業を認めている会社は少ないのではないでしょうか。ただ個人的には、複業はマストではなく、ひとつの選択肢として取り入れていくのがいいのかなと思っています。僕にとっても、可能性を増やす、成長する材料として複業があるっていう感じなので。今後松山でも、多様性に対応できる企業や制度が増えていくといいです。  ちなみに松山のメンバーがしている複業は、IT教室の講師や社交ダンスの先生など。東京だともっと幅があって、ライターやカレー屋を開いている人も。社内規定はありますが、本当になんでもありなんですよ(笑)。

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    松山市の良さをザックリと教えてください

  •  コンパクトシティといいますか、いい規模感の街です。都心部では数千万円程度の費用がかかることであっても、松山ならもっと気軽にチャレンジすることができる。その上、成功したら同じ地方都市にも展開できる。テストマーケティング的な可能性がある都市だと思います。社員メンバーにとってもストレスが少ない街みたいですよ。実際に、「出張で来て良さを知った」と、東京から松山に転勤してくるメンバーも出てきているくらいです。  まちづくりや地域活性化のイベントの開催頻度が多いのもいいですね。民間団体や学生がディスカッションして新しい取組を考える。規模が大きすぎると、そこまで柔軟な動きってできないんです。考えたことを実現できるっていうのは、松山ならではなんじゃないかなあ。  あとはなんと言っても、食べものがおいしいです。畜産物も魚介類もリーズナブルでおいしいものが食べられるし、魅力的なお店が多い。それから人がいいですね。出会う人みんなが気さくで、温かいなと思います。仕事、人、食べもの、温泉・・・、松山って魅力的な要素が多いですよね。

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    松山をどうしていきたいですか?

  •  いろんな企業や職種があるからこそ、もっとシナジー効果が出せていけるといいなと思います。事業をやっていく上で、ひとつの企業で終わっているところってまだまだ多いんです。「自分たちがよければいい」ではなくて、地元の企業として何か連携した事業に取り組んでいきたい、一社だけではできないことをどんどんチャレンジしていきたい。そこで必要なのが多様性。これまで認められていなかった複業など、いろんな部分を認めていくことで、よりシナジー力を強めていける街になるのではないでしょうか。

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    進学就職を控える若者へひと言お願いします

  •  ぜひ松山に来てほしい! 県内の人は、あえて外に出なくても松山でいろんな経験ができると思うので、慣れた環境で自分の個性や力を精一杯発揮してほしいです。県外の人からしてもすごく住みやすい街だと思います。観光はもちろん、いろんな事業があり、これから“良さ”がどんどん広まっていく面白い街ですよ。  サイボウズでは、東京や海外に拠点を移して活躍する人がたくさんいます。本気で自分がそう考えているなら、あとから拠点を移す選択肢もあるので、あえて東京に行く必要はないかなと。もちろん、経験として都会に出るのはありだと思います。でも、地元・地方だからこその良さもあるはず。僕自身、研修等で東京にも何度か住んだ経験があります。結果、松山で働く方が心身ともにラクだし、ストレスフリーで自分らしく働き楽しく生活できているので、自分には松山が合っていると気付きました。これからも松山で働いていきたいと思っています。

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取材を終えて

今回の取材で、“慣れ”とともに忘れてしまっていた松山の温かさ、良さを改めて実感しました。 松山での当たり前の良さに慣れた方、県外に出ていった方たちにとって、この記事が松山を想うキッカケになればいいなと思います。

サマリー画像 サンキュー