PC画像
インタビュー インタビュー
株式会社明屋書店

重松 司さん、竹内 雅人さん

  • 運営画像

    どのような企業か教えてください

  • 当社は1939年創業の書店チェーンで、愛媛を中心に四国・中国・九州・東海地方で展開しています。本だけでなく、文具や雑貨、CD・DVDも取り扱い、地域の文化拠点として親しまれています。「私たち明屋書店グループは『書店の力』で街を明るくします」という企業理念のもとに、人と本が出合う場を提供し続けると同時に、時代の変化に対応する書店作りに挑戦しています。

    アイコン画像
  • 運営画像

    書店ならではの魅力とはどのようなものか教えてください

  • 書店ならではの魅力は、本を手に取って表紙やデザイン、触り心地を楽しんでいただけることや、人と人とのつながりだと思います。また、問題解決型の本や趣味の本を通じて、日常生活の中で新しい価値を提供する場でもあり、お客様の生活をより豊かにすることができることも大きな魅力です。

    アイコン画像
  • 運営画像

    若者層のお客様に来てもらうために、どのようなアピール活動を行っているか教えてください

  • 明屋書店では30代以上のお客様が中心であり、それに比べると20代以下のお客様のご利用は限られています。そのため、若者層の取り込みが必要と考え、若い世代が楽しめる店舗づくりやPR活動を進めています。具体的には、若者が親しみやすいテーマでコーナーを作る、SNSを活用して情報発信を行う、雑貨の取扱いを増やす、といったことで新たな顧客層の開拓を目指しています。

    アイコン画像
  • 詳細画像
  • 運営画像

    若者が来店したくなる店舗作りの具体的なアイデアを教えてください

  • 例えば、若者が興味を持ちそうな文具や雑貨の取り扱いを増やしたり、コミック著者の書き下ろしイラストなど、店舗限定の特典付きの商品を置く事で、書店でしか得られない体験や価値を提供しています。さらに店員によるおすすめ商品の紹介やランキングを明確にするといった取り組みを行っています。また、サイン会などの体験型イベントを導入することで、書店が単なる商品購入の場以上の役割を果たすことを目指しています。

    アイコン画像
  • 運営画像

    書店で活用できる特典やキャンペーンの例を教えてください

  • 本の値引きは再販制度により制限されていますが、コミックの著者が描き下ろしたイラストペーパーなど、限定特典付きの商品を取り扱うことで、差別化を図っています。また、季節ごとのフェアを開催する際には、レシートくじやクイズ、ゲーム形式のイベントなど、各店舗限定のサービスやイベントを展開することで、お客様に楽しんでいただき、リピーターを増やす努力をしています。

    アイコン画像
  • 運営画像

    客層によって店舗運営や商品の配置はどのように変わりますか教えてください

  • 店舗によって客層が異なり、それぞれの地域性を考慮した商品の仕入や陳列が必要です。例えば、学校が近い店舗では学習参考書がよく売れ、女性客が多い店舗ではファッション雑誌や美容の本がよく売れます。地域のニーズを的確に把握し、時には特定の顧客層に特化した商品展開を行うことで、地域ならでは書店づくりを目指しています。

    アイコン画像
  • 詳細画像

取材を終えて

今回の取材を通じて、明屋書店が若者層のお客様に来てもらうために、多方面で工夫を凝らしている姿勢が印象的でした。 現在、書店全体の主な顧客層は30代以上である一方、それに比べると20代以下の若者層は限定的という現状が課題として挙げられています。これに対して、若い世代が楽しめる店舗作りを進めるために、文房具や雑貨の充実、店員によるおすすめ商品の紹介、特典付き商品の展開など、様々な取り組みをされていることがわかり、取り込みたいお客様の層によって、様々な施策を日々考えられていることがわかりました。

サマリー画像 サンキュー

制作リーフレット

リーフレット表 リーフレット裏