村上 雄二さん
愛媛県新居浜市出身。愛媛大学を卒業後、松山での就職を経て都内の地方銀行に勤務。しかし、大学時代の友人に地元愛媛でのホテル立ち上げに誘われ、参加。ホテル業からスタートし、現在は愛媛の良いものを全国に発信している。2009年に 株式会社エイトワンの事業の一つとして「伊織」をスタートし、2022年8月に株式会社 伊織に社名を変更。プライベートでは1児のお父さん。休日は家族とさまざまなところへ出掛けて楽しんでいる。 ※インタビューは2022年11月に実施し、感染症予防対策としてマスク着用のもと行いました。
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松山のいいところを教えてください。
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まず、住みやすいところですよね。大学時代も合わせると20年以上、松山に住んでいます。就職後は東京にもいたので外からの視点も持っていますが、松山は気候に恵まれ、食べ物も美味しいですし、海・山もあって、温泉もあるし、日本のいいところをぎゅっとした感じです。そして、なおかつ、都市の部分もあるので便利ですよね。
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新商品として挑戦したい愛媛の名産品はありますか?
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都内のアンテナショップ「シンエヒメ」では、地域の生産者さんと協力してさまざまな商品を開発しています。松山の老舗カレー屋さんと愛媛らしさを付加価値として取り入れたオリジナルカレーを考案中です。
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多くの人に会社を知ってもらうためにどのようなPRをされているのでしょうか?
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会社をPRするというのは、今、私たちの大きな課題です。SNSツールを活用したPRがまだまだできてない部分があので、これからさらに発信していきたいと思っています!そういう意味でも、今回は逆に10代を中心にした若い人たちから取材のオファーがあって、嬉しく思っています。
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海外展開について教えてください。
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現在、台湾に5店舗、香港に3店舗のお店を展開しています。今後は中国にも広げていきたいと思っています。日本を飛び出て思うことは、本当に文化が違うということです。驚きの連続ですよ(笑)。 「日本の遺伝子を、前へ」というスローガンのもと、日本の文化を世界に広めていきたいと考えています。
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働く上での心得は何ですか?
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なんでも行動してみることだと思います。積極的に協力することを大事にして、いいところを見つけるよう意識することです。「競争」ではなくて「共創」だと思います。多面的に物事を見て、ポジティブ思考でいることは大事ですね。
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若者に向けてメッセージをください!
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松山は魅力に溢れているのですが、住んでいると気が付きにくいとこともあるかもしれません。人口の減少など課題は多いかもしれませんが、松山の魅力を見つけて地域を盛り上げるような活動をしていってください。
取材を終えて
松山の魅力をより多くの人に伝えるためにはどうするべきか…。お話を聞いている中で、さまざまな面白いアイデアを聞くことが出来ました。松山にはたくさんの魅力があります。伊織さんは「地域にあるものを磨く」ことをモットーに活動しており、松山の名産品を使用した新商品の製作などにも取り組んでいます。こうした取り組みを県外の人に知ってもらうためにも、私たちのような若い人が積極的に松山の良さを再確認し、地元を守る、繋げていくアクションが必要です。地元愛媛の良さを伝えるためにもあなたの「好き」を多くの人へ発信していきませんか?