古川 麻衣さん
愛媛県今治市出身。専門学校への進学を機に大阪へ。ジャニーズ好きからテレビの世界に興味をもち、専門学校で音響を学ぶ。卒業後、タグプロダクトへ就職。音響スタッフとしてキャリアを築きつつ、2021年には結婚を機に徳島へ移住。松山と徳島を行き来するスタイルで仕事を続けている。目標は「愛媛で知らない人がいないくらいの音響スタッフになること!!」モットーは、「自分にも優しく、他人(ヒト)にも優しく」。 ※インタビューは2022年12月に実施し、感染症予防対策としてマスクの着用のもと行いました。
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お仕事をする上で大変なことは何ですか?
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裏方ですけど、意外にコミュニケーションが大事なんです。裏方の人だけでなく出演している方や他のスタッフさんなど、いろんな方とコミュニケーションをとらないといけません。音響だけをしていればいいというわけではないので、そこが大変ですね。
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松山のイベントなどのお仕事に携わってきて感じたことは何かありますか?
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徳島にきて気がついたのですが、松山は徳島や他の県に比べて意外にイベントが多いんです。松山だけじゃなくて、今治でもあるし、宇和島には宇和島に特化したイベントがあります。愛媛県はイベントが多いんだなと感じました。
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徳島に住みながら松山で働いている理由は何ですか?
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結婚を機に徳島に住むようになって、会社のご厚意で籍を愛媛に残したまま、徳島支部を作ってくださいました。愛媛で繋がった人たち、徳島をはじめ香川など近隣の県の方々に色々とお仕事をいただいています。
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徳島に住んでみたからこそ気が付いた松山の良さはありますか?
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松山の人は、みんな仲がいいなと感じます。県外の人も「会社同士の仲がすごくいいね」って言われるのをよく耳にします。「協力しあっているね」って。他県では、同業になるとライバルって感じで協働することはなかなかありません。しかし、松山だと同じ業界同士で支え合っています。「この日スタッフが足りんのよ」ってなると「そこ空いとるよ。ヘルプで行くよ」ってなるんです。助け合って支えあっているところがいいなと感じます。
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松山の良さはなんだと思いますか?
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程よく田舎で、程よく都会なところだと思います。大都会も楽しいのですが、やっぱり松山はホッとしますね。ちなみに、松山で一番好きな場所は道後温泉です。誰もが知っている観光地ですが、温泉だけでなく、時計台があったり、道後商店街が活性化しているところにも魅力を感じますね。
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今後やってみたいイベントってありますか?
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割と好きなのが、音楽会などの地域の小学校のイベントです。小学生が頑張っている姿って、めちゃくちゃ可愛いですよ。
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最後に社会人の先輩として若者に向けてメッセージをお願いします。
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仕事をしているとつらいことや苦しいこともあるけど、乗り越えることができたらひたすら楽しいことが待っているので、そこまで何とか頑張ってほしいと思います。
取材を終えて
今回は、地域のイベントに関わっている企業さんのお話を伺いたいということで、舞台音響やイベント企画をされているタグプロダクトさんに協力していただきました。取材を受けていただきありがとうございました。 お話を聞かせてくださった古川さんは、音響を主に担当されている、笑顔が印象的な親しみやすい方でした。音響の仕事は、目立つことは少ないですが、音響さんがいないとイベントが成り立たないため、大切な仕事だと感じました。古川さんは、取材の中で、「仕事でうまくいかないことがあっても、それを乗り越えたら楽しくなる」と仰っていました。この言葉を大切にして、もしうまくいかないことがあっても、粘り強く取り組んでいこうと思います!